会津のホームページ制作会社福島ウェブが、会津の豊かな自然と歴史が生んだ特産品をご紹介します。会津の特産品は、会津の人々が手塩にかけて使い込み、愛し続けてきた物ばかり。長い年月の中で人の手と会津ならではの環境が品質に修正を加え、練り上げて生き残ってきた本物ぞろいです。
【会津の特産品】会津漆器(会津塗)
会津漆器がつくられるようになったのは室町時代以前からで、今から約400年前に会津に入府した蒲生氏郷公によって本格的につくられるようになったとされます。 以来歴代藩主によって奨励され、今では伝統に新技術を加えて全国屈指の漆器産地として国内外より高い評価と幅広い需要を集めています。 そんな会津塗りのしっとりとした気品と堅牢さの影には、職人の手から手へ丹精こめて受け継がれる匠の技と頑なな職人気質があります。
【会津の特産品】清酒
会津で本格的に清酒がつくられるようになったのは江戸時代の中期頃とされており、現在、会津地方には40を超える蔵元が技術の研鑚を重ね日本を代表する酒の名醸地として味を競い合い愛飲家の喉を潤しています。 四方の山々の大小さまざまな河川が会津盆地に豊富で良質な伏流水をもたらします。更に、大地は肥沃な風土の賜物である上質な酒米を産出します。これらの素材は杜氏達など造り手の情熱や技術、徹底した管理により、芳醇な香り漂う最高の銘酒に生まれ変わるのです。
【会津の特産品】民工芸品
病魔退治などの民話をモチーフにして、会津人の信仰心の厚さと純朴さが表現されている「赤ベコ」は木型に幾重にも紙を張り合わせて作る張子玩具の1つ。縁起物の「起上がり小法師」や、「唐人凧」、「会津天神」などといった民芸玩具などにも会津独特のエピソードがあり、どれも1つ1つ手作りにより作り手の真心が込められています。 幻想的で艶やかな魅力を持つ「絵ローソク」は伝統ある手作業によって支えられているため、現在は職人の数も少なく希少ですが美術工芸品としての高い評価を受けています。 また、縞柄に特徴をもつ「会津木綿」は衣類や趣味の小物、袋物以外に手芸用の生地などがあり、会津特有の気侯が育んだ柾目の美しい「会津桐」とならんで実用性が高く全国から幅広い支持を受けています。
赤ベコ
首を振る姿が愛らしい赤ベコは、病魔退散の言い伝えが残る張り子玩具。ベコとは牛の方言で、会津の代表的な郷土玩具のひとつです。天正年間、蒲生氏郷がが殖産振興のために招いた技術者から伝わったのが始まりで、平安時代に蔓延した疫病を払った赤い牛が由来です。柳津町の圓蔵寺には赤牛伝説のモデルとなった牛の石像も残されています。また、赤い色は厄よけになるといわれ、赤べこを持っていた子供は災難から逃れられるともいわれています。
起き上がり子法師
四百年昔、当時の藩主蒲生公が無役の藩士にこれを作らせ正月に売り出したのが始めとされています。今でも毎年正月の初市にこれを売り出しますが、七転八起といって「転んでもころんでも起上る」と云うところから、身体は小さいが健康・忍耐をあらわし、人数より一個多く買い求め家内安全を祈りながら神棚に飾り正月を祝う風習が有り、たいへん縁起の良い会津で最も古いとされる民芸品です。
唐人凧
和凧の一種で、由来は不明ですが赤く出した舌が独特。戊辰戦争の際に篭城した城中から上げられたという、ユニークな逸話の残る玩具です。
会津絵ろうそく
会津絵ろうそくは、今からおよそ500年前、会津の領主 芦名盛信公により始められ、以後 蒲生氏郷公、保科正之に引き継がれて、主に武家社会で特別な時だけに珍重されたといわれる会津伝統の高級品です。菊や牡丹・梅などの華やかな絵柄が描かれ、主に神仏用や結婚式などに飾られ、会津のお土産品としても喜ばれたようです。今でも一本一本がてづくりです。漆器とともに会津を代表する名産品になりました。
会津木綿
領主 加藤嘉明が寛永4年(1627年)に会津に移った時、伊予松山から織師を招いて伝習したのが起源といわれ、色鮮やかな縞模様が特徴です。従来、野良着や普段着として愛用されてきた物ですが、色鮮やかな格子模様が現代のファッションに取り入れられ、衣類の他、小物・袋物・ネクタイ等、その用途が益々多様化してきています。会津桐
会津盆地の厳しい風雪は桐の銘木を生み出します。会津の桐製品は特に柾目の光沢がうつくしいことで高い評価を受けています。
【会津の特産品】菓子
会津の銘菓には、郷土色が色濃く表現されており、蒲生氏郷公の影響で茶道が盛んになったことにより更に志向を凝らしたお菓丁がつくられるようになりました。 会津には美味しいお菓子がいっぱい、伝統的な製法によって作られるお菓子や近代的な技術によって作られるお菓子。どのお菓子も匠が腕によりをかけた白慢の逸品。見ているだけでも愉しくて、食べてしまうのがもったいないぐらい。
【会津の特産品】食料品
会津の味覚には、大地が育んだ四季折々の美味しい旬の味わいが豊富にあります。 なかでも、「お米」「野莱」「果物」「山菜・きのこ」「蜂蜜」などの産物は豊かな大地と独特な気侯の影響を大きく受けた、まさに大自然の賜物です。 また、「田楽」や「ニシンの山傲漬け」「棒鱈の甘露煮」祝いの席にだされる「こづゆ」などは、独白の文化と生活の知恵が育んだ郷土料理の1つで味わいもゆたかです。 他にも、優れた醸造技術をもつ会津ならではの「味噌・醤油」「漬物」や頑なな職人によって支えられる「蕎麦」「ラーメン」は行列ができるほどの人気で食通(グルメ)を満足させています。