鶴ヶ城の桜や石部桜などに代表される、会津若松の自然をご紹介します。
【会津の自然】山岳
磐梯山
猪苗代町と北塩原村、磐梯町の境に位置する山。会津盆地側からは、綺麗な三角の頂が見えることから会津富士、あるいは民謡にあるように会津磐梯山とも呼ばれています。日本百名山に選定されており、会津のシンボルとされています。
標高1,816m
大戸岳
磐梯山、猪苗代湖、安達太良山、吾妻山、羽鳥湖などが一望できる、会津若松市内最高峰の山です。
標高1,415m 山開きは6月第2日曜日
背あぶり山
会津盆地と猪苗代湖をへだてる山で、大公秀吉が奥州仕置きの際に頂上付近で休息を取ったと言われ、「関白平」と呼ばれています。頂上付近には、レストハウスやフィールドアスレチックやキャンプ場などがあり、東山温泉口から遊歩道があります。
標高871m シーズンは春~秋(冬期閉鎖)
【会津の自然】湖・湿原・河川
猪苗代湖
全国で3番目に大きな(淡水)湖で、猪苗代湖と磐梯山は会津を代表する景観です。湖上遊覧や湖水浴、キャンプなど様々なマリンスポーツが楽しめ、冬には白鳥の飛来地としても有名です。
面積 10,400ha
赤井谷地
昭和4年に国の天然記念物に指定された湿原地帯。約200種類の植物が群生しています。
面積 240ha
大川ライン(阿賀川)
日光連山の北側に源流を発し、日光街道沿いに幽玄な渓谷美を見せます。鮎釣りが楽しめます。
雨降り滝
段になった岩を流れ落ちる水が、段ごとに水が砕け飛ぶところから雨降り滝とよばれています。
また、流れ落ちる水の音が山々にこだまし、雨降りのような音が楽しめます。
滝の高さは、約10m。
滝沢の不動滝
不動川の上流にあり、見る人の目には白馬の尾のように映り「白糸の滝」とも呼ばれています。
滝の高さは、約25m。
東山ダム
春には桜など、四季折々の景観が楽しめます。
大川ダム(若郷湖)
大川に造られたダム。 大川ダムが下池、大内ダムが上池となり、これらの池で得られる有効落差387mを利用して下郷発電所で、最大出力100万kWの揚水式発電をおこなっています。 若郷湖の両岸には下郷町側に西公園、会津若松市側に東公園があり、レクリエーション広場や1周約2時間の遊歩道も整備されています。 「若郷湖」の名称は、昭和61年に一般公募で決められ、若松市と下郷町のそれぞれ1字から名づけられました。
白山沼
白山沼は、北日本の限られた地域にしかいないという珍しい魚「イトヨ」の生息地で県の天然記念物に指定されています。イトヨは陸地にとじ込められた海の魚で、昔この地が海の底にあったことが偲ばれます。
【会津の自然】植物・銘木
赤井谷地沼・野植物群落
昭和4年に国の天然記念物に指定された湿原地帯。約200種類の植物が群生しています。
面積 240ha
【会津の自然】会津五桜
会津には「会津五桜」と称されている由緒ある桜の古木があり、いずれも満開時には素晴らしい景観となります。
石部桜(いしべざくら)
中世会津の領主・芦名氏の重臣、石部治部大輔(いしべ じぶだゆう)の館内にあった桜と伝えられていることから「石部桜」と名付けられた。 館の名残は何もなく、桜の周囲は田んぼに囲まれているので遠くからでもすぐ分かる。 地に伏した基幹から、8本の幹が立っており満開時の景観は大変に素晴らしい。
開花時期:4月中~下旬
エドヒガンザクラ種
会津若松市一箕町八幡石部
市指定天然記念物
福島県緑の文化財
樹齢:約600年
JR磐越西線会津若松駅からバス約10分
車で磐越自動車道会津若松I.Cから約10分
お問合せ先:会津若松観光物産協会/0242-24-3000
虎の尾桜(とらのおざくら)
三重の塔で知られる法用寺観音堂前にある桜で、3本の幹が立っており、その形から虎の横たわる姿に見立てた説と、おしべの変化した旗弁が花の中央からでているところからそう呼ばれるようになったという説がある。 法用寺は大同二年(807年)に大火で全焼し、徳溢大師が現在地に再建する際、虎の尾桜の下で仮眠したところ弁天が現れ建築の成功を告げたと伝えられている。
開花時期:4月下旬
サトザクラ種
会津高田町雀林・法用寺
JR只見線会津高田駅から車約5分
車で磐越自動車道・会津若松I.Cから約30分
お問合せ先:会津美里町観光協会/0242-56-4882
杉の糸桜(すぎのいとざくら)
白色の花が流れ落ちるようにも見えるエドヒガンザクラ系のシダレザクラで、会津坂下駅から2.4キロメートル、会津坂下二中前を通り七折峠に並ぶ山地へ向かうと杉村薬師堂(薬王寺)があり、その境内にある。 天正年間(1573~1592)に船窪村の農民が宮城郡から移植したものと伝えられており、始は3本の老樹であったが、現在のものは二代目である。
開花時期:4月下旬
エドヒガンザクラ種
会津坂下町船杉・薬王寺
町指定天然記念樹
樹齢:約200年
JR只見線会津坂下駅から車約5分
車で磐越自動車道・会津坂下I.Cから約10分
お問合せ先:会津坂下町観光物産協会/0242-83-2111
薄墨桜(うすずみざくら)
薄墨桜は伊佐須美神社が明神ヶ岳からこの地に遷座された当時からの御神木であると伝えられる。花は八重に一重も交わり、白く薄墨を含んだ花色は薄墨桜の名にふさわしい。
開花時期:4月中旬
オオシマザクラ系サトザクラ種
会津美里町伊佐須美神社境内
JR只見線会津高田駅下車、車で5分
お問合せ先:会津美里町観光協会/0242-56-4882
大鹿桜(おおしかざくら)
天暦年間(947~957)に村上天皇の勅使が御登山参拝の折に、京都から持ってきて移植したものと伝えられ現在はその子孫の樹で、花色が鹿の毛の彩りに似ているので名付けられたと伝えられている。 東北には珍しい八重咲きの老古木である。別名「扇桜」。 磐梯山麓の中腹(580メートル)にあり、高地に生育しているのも珍しい。
開花時期:5月上旬
サトザクラ種の小菊桜
猪苗代町西峰・磐椅神社(いわはしじんじゃ)
町指定天然記念物
JR磐越西線猪苗代駅から車約10分
車で磐越自動車道・猪苗代磐梯高原I.Cから約10分
お問合せ先:猪苗代観光協会/0242-62-2048